and factoryが今後のIoT社会を変えるものづくりコンテスト「第8回国際イノベーションコンテスト(iCAN’17)」の審査員として参加

〜MEMSデバイスを用いたアプリケーションの革新的なアイデアを産学連携により社会実装まで支援するエコシステムを構築~

and factory株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:小原崇幹 以下「and factory」)は、MEMSパークコンソーシアムと東北大学マイクロシステム融合研究開発センター主催の「第8回国際イノベーションコンテスト iCAN’17国内大会」(以下「iCAN’17」)の日本予選会の審査員として、2017年4月16日(日)に仙台市地下鉄東西線国際センター駅内『青葉の風テラス』で開催されたiCAN’17へ参加しました。

MEMSデバイスを用いたアプリケーションのアイデアや完成度、実用性を競うiCAN’17の世界大会出場チームの選出からand factoryが審査員として参加することにより、これまで世の中に出ていなかった優れた製品化前の要素技術に早い段階から光を当て、実際の製品化まで支援し、産学連携により社会実装まで支援するエコシステムを構築することを目的としています。

具体的な支援内容として、宿泊しながらIoT体験ができる日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL」でのプロトタイプ展示、活用を通じて、ユーザーからの定量/定性データをフィードバックし、製品改善、開発支援を行います。また、プロトタイプから製品化にあたって必要な製品開発プログラムの提供や、開発必要資金の出資、ECサイトや店舗など販売チャネルへの営業支援も行うなど、要素技術やアイデアのプロトタイプ化から、実際の製品化、販売支援までワンストップで行っていく予定です。

優勝は東北大学の世界初のリハビリに特化したハイテクけん玉(Super kendama brothers)。加速度センサの測定結果をもとに動作の点数化を行い、アダプタを用いて難易度を調節することが出来、楽しく効果的なリハビリを提供するデバイスです。けん玉は日本の伝統的な玩具ですが、現在世界的に大流行しており、欧米を中心に新たな若者のストリートカルチャーとして注目を浴び、近年日本の若者の間に逆輸入されています。外国の子供たちにも広がりをみせ、いまでは外国人のけん玉プレイ動画をインターネット上で見かけることも多くなってきました。クールジャパンの一つとしても注目されているけん玉を使い、通常苦痛がともなうと言われるリハビリを、シンプルな動作で楽しく長く継続できるリハビリにするアイデアと目のつけどころは今後の商用化も期待出来ると審査員の声を集めました。優勝した東北大学は2017年11月に中国、北京で開催される世界大会へ出場し、世界各国・地域で予選を勝ち抜いたチームと成果を競い合います。

優勝したハイテクけん玉

コンテスト出場製品(一部抜粋)

and factoryは、スマートフォン事業を軸とし、日常の中に&(+)を届けられるようなFactoryとなることを掲げ、これまで100以上もの様々なサービスアプリケーションを提供してきました。そして、2016年8月に新規事業として、福岡に最先端のIoTデバイスを客室に組み込んだ日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL」をプロデュースし、2017年4月に浅草北エリアにて2号店となる「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」を新たにオープンしました。and factoryでは、IoTデバイスのマーケティング場所というだけではなく、今回のエコシステム構築のような優れたIoT製品を生み出すための必要機能を提供し、日本のIoT普及を推進してまいります。
※「&AND HOSTEL」はand factoryの登録商標です。

■iCAN’17概要
「MEMSデバイス」を用いたアプリケーションを提案し、試作した成果を競う学生向け国際コンテストです。対象は高校生、高専生、専門学校生、大学生、大学院生で構成された2~4名のチームでアイデア、ものづくり、そして「挑戦する心」を競い、国内大会ではこれまで19校のべ79チーム(複合チーム含む)が参加し、iCAN’16では11校13チームが出場しました。世界大会は2017年11月に中国、北京で開催され、世界各国・地域で予選を勝ち抜いたチームが成果を競います。

・スケジュール
国内予選:2017年 4月16日(日)
日本予選会開催(試作の成果を発表)
世界大会:2017年11月24日(金)~26日(日)
中国、北京にてチーム毎に発表を行います。審査の結果、上位入賞チームが決まります。

■MEMSとは?
「MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)」は、半導体微細加工技術を応用して作られるセンサなどの小さな部品です。例えばスマートフォンには、加速度センサ、圧力センサ、電子コンパス、マイクなどのMEMSデバイスが搭載されていて、それぞれ、傾きなどの動き、高度差、方角、音を捉えます。ヒトの動きや意思をMEMSが捉えてスマホのアプリに伝えます。今後、IoT社会の構築により、MEMSを応用したアプリケーションの拡大が期待されています。

■MEMSパークコンソーシアムとは?
産学官の連携により、国内外の研究開発支援組織とのネットワークを構築し、MEMSを中心としたマイクロデバイス分野の新しい技術を用いた市場の開拓に取り組むことで、新たな産業を創出していくことを目的とする任意団体です。活動の目的に賛同する団体及び個人で構成されます。

■東北大学マイクロシステム融合研究開発センター(μSIC)とは?
東北大学におけるMEMSとLSIとの融合による高度なマイクロシステムの研究開発を行う拠点です。産学連携によりマイクロシステム融合技術の実用化を推進し半導体分野における我が国の競争力強化に寄与するとともに、情報・通信、製造、医療等の多様な分野におけるイノベーション創出を目指しています。
※μSIC(ミュージック):Miro System Integration Centerの略称
HP:http://www.mu-sic.tohoku.ac.jp

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