【未来の家プロジェクト】での知見や技術を活用し、NTTドコモ協力のもと住宅・宿泊領域での事業展開を開始

and factory株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:小原崇幹、以下and factory、証券コード:7035)は、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:吉澤 和弘、以下NTTドコモ、証券コード:9437)と共同で立ち上げた「未来の家プロジェクト」において、実証実験にて活用している技術を用いて、住宅・宿泊業界に革新をもたらすテクノロジーを積極的に推進してまいります。

【プロジェクトの目的とこれまでの実験結果について】

「未来の家プロジェクト」は、IoT機器やセンサーなどを実装したIoTスマートホーム®(※1)を用いて実証実験を行い、将来的に人工知能(AI)を通じて、居住者にとって快適な室内環境の自動調節と健康管理もしてくれる「未来の家」の実現を目指すもので、「I・TOP横浜(※2)」内のプロジェクトとして2017年6月に発足しました。
第1回生活モニタリング実証実験では様々なIoT機器からデータを収集する基盤の運用および、行動パターンの可視化を行い、第2回目では、居住者に合わせた快適な居住空間の実現に向け、ドアの開閉記録、人感センサー値や空気環境なども解析し、個人の生活パターンを定量的に評価してきました。
さらに、プロジェクト参画企業と連携し、離れて暮らす家族などを見守ることができる環境づくりや、居住者の状況に応じた食事やスキンケアのアドバイスを行う仕組みづくりについても検証していくことで、「快適」に加えて「健康」「安心」「安全」「美容」といった面でも一人ひとりにあったサポートが得られる未来の住環境の実現を目指しています。

【知見や技術を活用した事業展開について】

IoTスマートホームでは、NTTドコモが開発した様々なメーカーのIoT機器を制御管理できる「IoTアクセス制御エンジン」を使用しています。さまざまなIoT機器の遠隔管理やデータ蓄積が可能となり、多くのデータ集積が容易で、AI・ビッグデータ解析推進につなげていくことができます。その「IoTアクセス制御エンジン」とand factoryの日本初のスマートホステル™(※3)「&AND HOSTEL」のプロデュース経験とプラットフォームアプリ「&IoT」の開発実績を活かし、住宅における居住者や宿泊施設に滞在する宿泊客などに対して、便利で快適に生活してもらうためのサービス開発を行い、事業展開していきます。「IoTアクセス制御エンジン」を活用したサービス開発を行うことで、特定の規格やベンダー仕様に依存することなく、多種多様なデバイスを活用することができるため、開発や管理コストを抑えたサービスをニーズに合わせて提供することが可能となります。まずは「&AND HOSTEL」でのサービス活用を予定しており、新たなプラットフォームとして、安定稼働や開発・運用工数の削減を進めていきます。
将来的にはAI/ビッグデータ解析基盤との連携を予定しており、未来の家プロジェクトで得られる実証データを活用し、様々なアルゴリズムを生成し、サービスに反映させていく予定です。

※1  IoTスマートホームはNTTドコモの登録商標です
※2  I・TOP(アイトップ)横浜は、横浜市が2017年4月に立ち上げた横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を生かし、IoT等を活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人材育成などの場。「IoTオープンイノベーション・パートナーズ」の略。
※3 スマートホステルはand factoryの登録商標です。

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